日南市南郷町の目井津にある目井城に登ってきました。
目井津漁港近くの霧島神社背後に聳える細長い丘陵の山が目井城です。飫肥城主の島津忠広が築きました。上の写真は南郷スタジアムの団地から撮影した目井城で、山の右側の高い部分が本丸です。
本丸へ登るには江藤船食店を左折すると山の麓にあるお堂があり、その脇から獣道を登っていきます。獣道は倒木や藪で途中から道がわからなくなりますが、藪を掻き分けて木に掴まりながら斜面を上がっていくと本丸下の帯曲輪に出ます😆
本丸の切岸。
本丸下の帯曲輪
目井城の本丸。
山頂の最高点の手前にあり広い曲輪でした。
山頂の最高点にある岩場。
東の尾根にある堀切。
目井城の入口のお堂の脇の道を本丸とは逆の左の山に向かうとあります。
東の丘陵には土塁のある曲輪があります。
東の尾根。
目井城の先端にある狼ヶ鼻の展望台。
古澤水産加工センター左脇の山に入る道を登ると物見があったと思われる展望台に出ます。展望台は登る人もいなく荒廃しています。
展望台からの景色。南郷城が見えます。
細尾根。
細尾根から見る目井津の海。
目井津漁港にある霧島神社。
目井城は飫肥城主 島津忠広の家臣 日高源左衛門が城主でした。飫肥城が島津の支配下の時に、伊東氏の11人の兵士が目井城に逃げ込み島津氏の攻撃を11人で撃退しという話があるそうです。細尾根や傾斜が急な山なので天然の要害だったということがわかります。
その後、目井城は伊東義祐の家臣 河崎駿河守祐長が城主となり伊東48城の1つになりました。