宮崎県えびの市栗下にある稲荷城です。栗下地区の稲荷ヶ丘と呼ばれる丘陵先端に築かれています。稲荷城は城主などの詳細な歴史がわかっていない城跡ですが、山林の中には複数の曲輪や土塁、堀切、切岸などの遺構が残されています。
稲荷城の縄張り図。北側の丘陵は宮崎道が通り削られています。主郭に相当する曲輪①には稲荷社が昔あったそうで、これが城名の由来となっています。
西側にある稲荷城の入口。上の縄張り図の点線部分。
稲荷城の登り道。ここを道なりにいくと堀切に出ます。
⑥の帯曲輪。
帯曲輪から見た主郭①の切岸。
主郭①と曲輪⑤の間にある堀切。
堀切を曲輪⑤側から見たところ。
堀切から見た主郭①の切岸。
主郭①の南東隅にある櫓台のような高まり。稲荷社が昔鎮座していた場所。
櫓台のような高まりから続く主郭①南縁にある土塁。
主郭①内部。
主郭①西側にある一段下の曲輪。奥の一段高いのが主郭①。
主郭①西側にある一段下の曲輪にある土塁のような高まり。
主郭①と曲輪②の間にある空堀状の窪み。
曲輪②と曲輪③の間にある分厚い土塁。
土塁。
曲輪③。
曲輪③から見下ろす曲輪④。高低差があります。
曲輪③の虎口。
曲輪④から見た曲輪③の切岸。
北側から見た稲荷城。
稲荷城の位置。