宮崎県えびの市西長江浦にある西矢倉城。元旦に落城した伝説が残る城跡です。
元旦早朝に池で洗い物をしていた城の女中頭が遠くから馬の蹄の音が聞こえたため、城内に敵の襲撃では!と知らせますが、「元旦早々攻めてくる敵がいるものか」と城を守備している武士たちは気にもとめませんでした。その結果、本当に敵の襲撃であったため、あっけなく西矢倉城は落城したといわれています。
西矢倉城の縄張り図。(えびの市の城館跡より転載して加筆)
西矢倉城は灰塚の台地南東端に築かれています。2つの山が西矢倉城の主要部①〜③。宮崎道で分断された南側にも曲輪が残ります。主要部の曲輪には土塁、虎口が残ります。曲輪①の切岸も高さがありました。
曲輪①北西の切岸。
曲輪①の登城道。
城内から登城道を見下ろしたところ。
曲輪①。
曲輪①の北縁にある土塁。
曲輪①北東隅の櫓台状の高まり。
曲輪①の北東隅から見下ろす。堀切のようになっている。向こう側の丘陵は曲輪①の北側にある曲輪。
曲輪①の北側にある曲輪。
曲輪①の登城道と曲輪③。
曲輪③から見た曲輪①の切岸。
曲輪①南西隅。
曲輪①と曲輪②の間にある曲輪③の土橋状に高くなっている場所。左が曲輪①。
土橋状の場所から見た曲輪①。
曲輪①南東の切岸。高さがあり迫力あります。
曲輪①の南東の堀切と思われる地形。
堀切にある土塁の切り残し部分。
堀切の先は細い尾根道が続いています。
曲輪③の土橋状の場所から見た曲輪②の切岸。
曲輪②北側の切岸。
曲輪②の虎口。
曲輪②城内から見た虎口。
曲輪②虎口脇の土塁。
曲輪②南縁にある櫓台状の高まり。
曲輪②南縁にある土塁。
曲輪②。
城跡を分断する宮崎道越しに見た曲輪④。
西矢倉城の南を分断する宮崎道。えびのJCT付近。
曲輪④。堀切に見えますが曲輪④中央に道を通すために掘られたもの。
曲輪④は高さがあります。
曲輪④の東側。
曲輪④の西側。
曲輪④西側の南縁にある土塁。
曲輪④西側の南縁の土塁。
西矢倉城の位置。えびのJCT近くにあります。