ゆめのある子応援日記

日南市移住、れろのブログ

天徳寺(豊前・宇都宮氏の菩提寺)


ついに念願の豊前宇都宮氏の天徳寺に来れた〜〜〜!ここまで長かった。。
天徳寺は豊前(現在の福岡の築上町豊前市)を治めていた豪族の豊前宇都宮氏の菩提寺です。なぜ宇都宮氏が九州にいるのかというと、鎌倉時代に栃木の宇都宮氏の3代・宇都宮朝綱の弟の宇都宮信房が平家追討の功を源頼朝に認められ、九州の豊前を領国として拝領し、栃木から福岡の豊前に入り豊前宇都宮氏の初代となったことから始まります。豊前宇都宮氏は鎌倉時代から戦国時代まで約500年間豊前に勢力を持ち栄えました。
しかし戦国時代の1587年に19代宇都宮鎮房豊臣秀吉の政策に反抗し挙兵します。秀吉は黒田長政に宇都宮氏の城井谷城を攻めさせますが、山奥にある難攻不落のお城で容易に落ちないので、謀略をつかい宇都宮鎮房中津城に呼び出し、だまし討ちにしてしまいます。鎮房の子で豊前宇都宮氏の最後の当主・20代宇都宮朝房は熊本の木の葉で父の鎮房が暗殺されたあと加藤清正に謀殺されます。ここに名門の豊前宇都宮氏は滅亡してしまいます。
境内の裏にある宇都宮長房、宇都宮鎮房、宇都宮朝房の墓所を参拝し、宇都宮氏の遺徳を偲んできました。