ゆめのある子応援日記

日南市移住、れろのブログ

阿久津城




阿久津城は、氏家郡下郷の拠点として戦国時代末期に宇都宮国綱が重臣の岡本氏に命じて大修築しています。また石末城とも呼ばれていたらしい。阿久津城は宇都宮氏の那須氏に対する備えとして重要だったのか、城の修築には宇都宮氏から奉行も派遣されて下郷の住民を総動員して修築したそう。本「下野の中世を旅する」によると、氏家下郷に住む領民の避難所としての役割も担っていたみたいです。
城の中に入るとヤブがすごかったですが、土塁や空堀などの遺構が随所に残っています。本丸のある場所は不法投棄されたゴミが散乱し、草が生い茂って奥までいけず。でも本丸の北側にある郭の東には見事な横堀(写真3枚目)が残ってますヽ(・∀・)ノこの横堀が阿久津城の一番の見所かな。
残念なのは城跡をJR宇都宮線の線路が分断していること。阿久津城までは宝積寺駅から徒歩20分くらい。

城主:岡本氏(宇都宮氏家臣) 場所:栃木県塩谷郡高根沢町大字中阿久津