油津駅の背後にある山に澤津城がありました。写真は油津Yotten裏の駐車場からみた澤津城の山。登り口は京屋酒造方面にいくと、山の中に入る細い道があり墓地まで続いてます。そこが登り口です。墓地から先は道がないので山の上を目指して薮の中を自力で登っていきまする。
登っていくとすぐに腰曲輪群にぶつかり、そこを登りきると写真のような高さのある切岸にでます。この高い切岸を登らないと本丸がある曲輪にはいけません。登るのも傾斜があるため結構大変でしたが、帰りの下りはさらに危険で降りるのに躊躇します。
澤津城に残る土塁。高い切岸を登ると土塁や本丸の切岸がある曲輪にでてきます。この曲輪はスペースが広いです。
本丸の切岸。最初の切岸に比べるとあまり高さはありませんが本丸から背後の空堀をみると高低差を感じます。
北東に残る腰曲輪群。段々に配置されている。
澤津城の縄張り図。日南市教育委員会の歴史まちあるきマップより。
澤津城は整備されていないため木々が生い茂っており登るのに苦労します。山頂の本丸からの眺望もよくありません。本丸背後にある大空堀も撮影しづらい状況でしたが、高い切岸は当時も攻めるのが大変だったと思われます。整備されれば城の全体像をつかみやすいので整備してほしいな。
油津港は中世の頃から天然の良港であり、澤津城は油津港をおさえるための城でした。城主はこのあたりの海を支配下に置いていた中世の豪族・沢津氏といわれています。
場所：宮崎県日南市平野 最寄り駅：油津駅から徒歩6分で登り口
