横浜市港北区新羽町にある亀之甲山陣城跡に行ってきました。亀之甲山陣城は長尾景春の乱の際に景春方の矢野兵庫助が籠る小机城を攻めるために太田道灌が築いた陣城です。
上写真は鶴見川越しにみた亀之甲山陣城があったといわれる丘陵。横浜市営地下鉄ブルーラインの北新横浜駅から歩いて8分ほどの場所にあります。
亀之甲山陣城と小机城の位置。
亀之甲山陣城の跡地は資生堂の研究所があった場所ですが、現在は新横浜テクノヒルズ工業団地になっています。遺構はありません。
丘陵の北端。
畑になっている場所もあります。
畑の中にある稲荷社。
丘陵上がってすぐ資生堂の研究所跡地で畑をやられている地元の方に伺ったら亀之甲山陣城に関する有力な情報が得られました!😲
亀之甲山陣城の唯一の名残である塚の一部が残されているとのこと。
山を造成する際に塚は削られ塚の端の部分のみが残りました。塚からは人骨や甲冑がでてきたのだそう。
さらに亀之甲山は亀の甲橋交差点付近にあったという衝撃の事実を聞かされました!
亀之甲山のあった位置。亀の甲羅と頭のような2つの小山がつながっていたそうで、現在は高速道路や道路、亀甲橋を造る際に削られてその姿を見ることはできません。
現在の亀の甲橋交差点付近。このあたりに亀之甲山があったんですね。
亀の甲橋交差点の脇には亀之甲山の甲羅の山の山頂に鎮座していたという浅間神社があります。
亀之甲山陣城付近からみた小机城。