日南市大字板敷にある富土原(ふとはら)砦に登ってきました。
富土原砦は伊東氏の飫肥城攻めの際に築かれた砦のひとつです。上の写真は板敷の集落からみた富土原砦のある山。
富土原砦は板敷と北郷の境界に位置する山に築かれています。
今日は板敷〜北郷に抜ける峠道をチャリで上がり、途中右折すると富土原砦の南東側尾根近くまで続く林道があるので、そこから山に入ります。峠道から林道に入る場所は分かりにくいです。
西側からは絶壁で登れません(笑)必ず南東側の尾根から攻めましょう。
富土原砦の縄張り図。
標高291mの山頂が主郭で南東側にはいくつもの堀切、北側の尾根頂部まで曲輪が広がります。
南東側の尾根から進むと見える富土原砦の入口みたいなもの。ここから富土原砦の城域だと思われます。
奥に進むと尾根に岩場が見えてきます。ここを登ります。
岩場の隙間を利用した登城道。
さらに奥に進むとまたしても岩場の登城道。岩盤をぬうように急な道となっています。
登城道。左側は岩場の絶壁になっています。なので西側からは登れません(笑)
堀切。
二重堀切。
写真は本丸の切岸まえから見下ろすように二重堀切を撮影したもの。
畝状竪堀。
二重堀切から東側の斜面に掘り下げられ二重の竪堀になっています!!!長さもあり圧巻です😳
下の斜面に続く畝状竪堀。
畝状竪堀(別角度から)
畝状竪堀(真上から)
山頂への切岸。ここを登ればいよいよ山頂の主郭です。
山頂の主郭。
富土原砦の主郭付近から飫肥方面の眺め。
逆側の北郷方面は木々が生い茂り見渡せない。
主郭から北の曲輪を目指すと、帯曲輪があります。
石積らしきものも周辺にあります。
北の曲輪から見た山頂の主郭方面の曲輪。
山頂の主郭と北の尾根頂部を分断するような浅い堀切のような地形。
この付近はスペースの広い削平地となっており、兵を駐屯させる場所に向いていそうな感じ。
北の尾根頂部。石積らしきものが残ります。
いや〜富土原砦、すごい山城でした🤩
まさか日南市内の山城で畝状竪堀が見れるなんて思わなかったのでびっくり。素晴らしい発見でした!