福岡県遠賀郡岡垣町にある龍昌寺。岡城主 麻生家延の孫 麻生弘繁が開基したた寺で長門の大寧寺の流れを汲むそうです。大寧寺といったら周防の大内義隆が家臣 陶晴賢の謀反にあい自刃した寺でもあります。その大寧寺に関係ある寺が福岡にあるのは麻生氏が大内氏の影響下にあったからだと思われます。
龍昌寺には黒田官兵衛の家臣で、黒田24将の一人 井上周防守之房の墓があります。
井上周防守之房の墓は本堂の裏山の森にあります。ちゃんと案内もあります。
井上周防守之房の墓。井上九郎右衛門ともいわれます。
黒田官兵衛が播磨国 姫路城主だった頃からの家臣でした。1600年 石垣原の戦いでは大友方の名将 吉弘統幸を討ち取る功績をあげます。関ヶ原の戦いの功績により黒田長政が50万石の福岡藩主になると領内の守りを固めるため6つの城を築き、井上周防守之房は黒崎城主に抜擢されます。
大河ドラマ「軍師 官兵衛」では高橋一生が井上周防守之房を演じました😊
大きく立派な墓でした。
井上之房の肖像画。
龍昌寺の山門。
龍昌寺の仁王門。
井上周防守之房の墓がある本堂裏の森は静寂につつまれていて神秘的な雰囲気を感じることができます。