福岡県那珂川市不入道にある猫嶺城に行ってきました。
猫嶺城は鷲ヶ岳城(大友氏配下)の出城で城主は山田兵部丞です。鷲ヶ岳城が龍造寺氏の軍勢に攻められ落城したあとも大友方として孤軍奮闘しています。1582年には原田信種の家臣 笠大炊介が山田治部丞の猫嶺城を攻めた岩戸合戦が起こるなど、この城の周囲ではたびたび合戦が行われています。
上写真は天然の外堀である那珂川越しに見た猫嶺城の山。
猫嶺城の位置。那珂川の流れが大きく蛇行する小山に築かれた猫嶺城。南畑方面から佐賀方面に行く街道が猫嶺城脇の猫峠を通り、昔から交通の要衝の場所でした。別名 猫城、猫峠城とも呼ばれます。
猫嶺城へのアクセスは博多南駅から かわせみバス南畑線に乗り「共栄橋」バス停で下車します。近くには那珂川清滝温泉があります。
猫嶺城の登口。猫嶺城の山の東側、国道385号線沿いにあります。山の中は登り道が整備されていて散策しやすかったです。
本丸の切岸と本丸への登り道。
本丸の虎口。
山頂の本丸。南北に長い曲輪になっている。
本丸の南側は低くなっている。
本丸北側にある曲輪2。土塁に囲われています。
曲輪2の土塁。
曲輪2の土塁。
曲輪2から見下ろす堀切。二重堀切になっています。中央の土塁は櫓台といわれています。
堀切。
曲輪2の切岸方面を見たところ。
二重堀切の外側の堀切。内側の堀切より低くなっている。
本丸西側。
本丸南西隅の切岸。
本丸南側の切岸。
本丸南側の切岸を別角度から見たところ。
本丸南下にある巨石。
本丸南側にある腰曲輪。腰曲輪には北側と南側に土塁が巡る。
腰曲輪北側の土塁。
腰曲輪。奥には南側の土塁が見える。
腰曲輪の南側に残る土塁。