熊本県球磨郡あさぎり町岡原南にある岡本城です。上村氏一族の岡本頼春が城主でした。岡本頼春は上村長国の子でしたが1550年麓城の上村頼興により呼び出され暗殺されてしまいます。上村頼興は四男の稲留長蔵を岡本城主に据えます。上村一族は上村頼孝の代に相良本家に反逆をした疑いで滅び、後に犬童頼安が岡本城主になります。江戸時代初期には岡本城の一角に犬童頼安の子 犬童頼兄(のちの相良清兵)が隠居所をつくり移り住みました。
岡本諏訪神社背後の城山が岡本城で、岡本諏訪神社の脇から登山道があります。
岡本諏訪神社の土壇と曲輪。
岡本城の一角である岡本諏訪神社。
岡本諏訪神社の曲輪。
岡本諏訪神社背後の堀切。
登り始めるとすぐに姿をあらわす二重堀切。
二重堀切の1条目の堀切。
1条目の堀切からつながる竪堀。
二重堀切の2条目の堀切。
2条目の堀切からつながる竪堀。
二重堀切の裏の曲輪と土塁。
山頂の本丸まで行く途中にある広い曲輪。
山頂の本丸まで続く段々の曲輪。
二の丸。
二の丸から見た本丸の土壇。
本丸の土壇を登るとさらに段々の曲輪になっています。
本丸直前にある竪堀。
山頂の本丸。
南側から見た本丸の切岸。
本丸背後の堀切1条目。
本丸背後の堀切2条目。
二重堀切、堀切などの遺構が明瞭に残る素晴らしい山城でした。
岡本城の位置。