宮崎県えびの市池島にある鳥越城です。1574年木崎原の戦いで伊東新次郎の軍勢は加久藤城攻めに向かいますが攻略できず、この鳥越城に撤退しています。鳥越城に陣を敷いた伊東軍は暑さから川で水浴びをして油断しきっていたところに島津義弘の奇襲を受けてしまいます。数に勝る伊東軍は押し返し、島津義弘は三角田あたりまで撤退。島津側が劣勢となったのを見て鳥越城から伊東新次郎は出陣し、島津義弘に一騎討ちを挑みますが逆に討ち取られてしまいます。鳥越城は木崎原古戦場から南に500mの場所にあります。上写真は南から見た鳥越城の丘陵。
鳥越城の縄張り図。（えびの市の城館跡より転載）
主郭の中央部を宮崎道が分断しています。分断された丘陵の北側、南側には土塁が残ります。主郭の北西にも曲輪らしき丘陵があります。
南側の丘陵。畑地になっています。
南側の丘陵の切岸。
南側の丘陵に残るL字の土塁。
L字の土塁。
宮崎道にかかる鳥越橋。南側の丘陵と北側の丘陵をつなぐ唯一の道。
城跡の中央部を分断する宮崎道。
北側の丘陵。奥には土塁が長く続いています。
北側の丘陵に残る土塁。
鳥越城の主郭の北西にある丘陵。
北西にある丘陵の曲輪。
鳥越城から見た木崎原古戦場。
北から見た鳥越城。
木崎原古戦場にある案内版に鳥越城が載っています。
案内版より鳥越城。
鳥越城の位置。
