日南市平野にある東光寺砦に登ってきました。東光寺砦は酒谷川と広渡川に挟まれた河口付近にある細長い写真の山に築かれました。
伊東義祐が飫肥城攻めの際に築いた砦と言われており、伊東軍はここから出撃しています。東光寺砦の麓には伊東義祐が1560年に再興したといわれる妻万神社があります。
東光寺砦の山は日南学園の先にある橋を渡り東光寺トンネルの右側にあたります。
東光寺の縄張り図。日南市教育委員会の歴史まちあるきマップより。
細長い山の中央のピークに本丸を配置し、本丸は4段の曲輪になっているのがわかります。細長い尾根には岩場があり堀切もありました。
細長い尾根の巨石が続く岩場。
本丸の南側尾根に残る堀切。
本丸の南東側の1段目に築かれている曲輪には東光寺砦の遺構かは不明ですが石積があります。
本丸の3段目と4段目の境。
本丸に残る土塁。土塁は広渡川沿いに築かれています。
本丸に残る井戸跡といわれるへこみ。
本丸の最高所には石積があり櫓台と思われる。
櫓台に残る石積。
櫓台の背後にある本丸の虎口。北西の尾根からの本丸へのルートで、巨石が天然の門のような感じになっています。
東光寺砦は屏風状の細長い山からわかるように尾根が細く城内には岩場があり両側が川に挟まれた天然の要害でした。