能古島までは姪浜からフェリーで10分、料金230円。能古渡船場から北に500m、能古島の城ノ浦と呼ばれる突き出た半島状の台地に北浦城はあります。
北浦城は平安時代中期に藤原純友の家臣 伊賀寿太郎が築いたとされ、城ヶ崎城とも呼ばれています。鎌倉時代にはこの海域で元寇の役もあったため、古くから海防警備の砦として使われていたと思われます。
北浦城の位置。主な遺構は主郭西側の空堀と主郭北東の腰曲輪になります。
北側の住宅地裏手にある北浦城の登り口。
北浦城の入口。
北浦城の主郭への登り道。
主郭に向かう途中、左にみえる腰曲輪。
主郭の切岸。
主郭の虎口。
山頂にある北浦城の主郭。畑として使われていた形跡が残り現在もみかんがなってました。
主郭に祀られている十一面観世音菩薩のお堂。
十一面観世音菩薩。
主郭南側の切岸。
主郭と西側の尾根を分断する空堀。空堀は竹が生い茂り荒れてますが南北に堀がとおっています。上写真は空堀を南側から北側方向に撮影。左の土手は二郭、右は主郭。
空堀からみる主郭の切岸。
主郭と西側尾根を分断する空堀を、南側の土橋から北側方面に撮影。堀の凹みがわかりやすいかと思います。右は二郭、左は主郭。
空堀に残る土橋。
主郭東側の台地先端にも主郭より低い曲輪があります。ここも竹林に覆われています。
北浦城の入口にある二郭方面にいく道がありますが、竹が倒れてたりで荒れていました。
北浦城の主郭から見る景色は絶景でした🥰
能古渡船場近くの案内看板に「北浦城跡」と載っていますが、現地に行くと案内板がなく整備されておらず荒れています。登るときは体のいたるところにトゲトゲがくっつくので、服装には気をつけましょう!