
宮崎県小林市真方にある小林城に行ってきました。
小林城は1566年伊東義祐の命により米良筑後守重方が築城し、伊東四十八城の1つとなります。米良筑後守は須木城と野首城の兼任で小林城の城主を任されたので伊東義祐の信任が厚かったのでしょう。島津義久、島津義弘、島津歳久は城の完成前に小林城を攻めます。小林城の内堀や外堀は死体で埋まり、城内の牛馬200頭が焼死する激戦となりますが、米良筑後守は島津氏をなんとか撃退しています。1572年木崎原の戦いの際に伊東軍は小林城から木崎原へ出陣しますが島津氏に大敗し、米良筑後守も戦死しています。

小林城の縄張り図(宮崎県中近世城館跡緊急分布調査報告書より転載)。

大手口にある小林城の標柱。

小林城の大手口。

本丸まで続く登り道があるが後世に作られた道と思われます。

登り道から見た本丸。

小林城の本丸。

本丸にある井戸跡。

井戸跡。

大手門跡。

反対方向から見た大手門跡。

三曲輪。左はニ曲輪の切岸。

三曲輪から見下ろす北側の空堀。

三曲輪から本丸にあがる登り道。大手門から三曲輪を経由するこのルートが本来の登城道のような気がしますね。

登城道から登ると本丸西側の腰曲輪群があります。

小林城の説明板。昔来たときから新しくなってました。

小林城の近くにある馬頭観世音。1566年に島津氏が小林城を攻めた際に馬200頭が焼死したため供養するのに祀ったものだそう。

小林城の位置。
山の中は散策路が整備され夏でも登りやすい山城でした👏