長崎県長崎市桜馬場にある長崎甚左衛門純景の居館です。現在は桜馬場中学校になっており校門脇に説明板が建ちます。中学校を囲む石垣に名残を感じますが、江戸時代の長崎村の庄屋として使われた時期に築かれたものと思われます。
中世に現在の長崎市の領主だった長崎氏。戦国時代の当主が大村純忠の娘婿である長崎甚左衛門純景でした。純景も純忠と同じくキリシタンでベルナルドという洗礼名があります。純景の時代は近隣の深堀純賢との戦で長崎も緊迫していました。
桜馬場中学校の校門。
校門脇の石垣。
館南側の石垣。
館南側の石垣。
館の南西隅。
館西側の春徳寺(旧トードス・オス・サントス教会)に続く道路。春徳寺の裏山が長崎甚左衛門の詰城である桜馬場城になります。
長崎甚左衛門の居館の位置。館の北側には詰城の桜馬場城があり、さらにその北側に出城の焼山城があります。