日南市東弁分にある鬼ヶ城に登ってきました。
東郷の鬼ヶ城山に築かれた山城で、伊東氏の飫肥城攻めの陣が置かれていました。
上の写真は東渡し(橋)越しに見る鬼ヶ城山。
鬼ヶ城山の城攻めルート(上の地図上ピンクの線)。東弁分の集落から鬼ヶ城山と隣の山の間の沢となる荒れた獣道を地図の池を目指して登ります。
池に出て左に進むと鬼ヶ城山の当時の登城道に出ます。
鬼ヶ城の縄張り図。日南市教育委員会の歴史まちあるきマップより。
鬼ヶ城の登城道を登っていくと堀のようなものがあります。途中には帯曲輪が段々に配置されております。
鬼ヶ城山頂の本丸への傾斜。この最後の傾斜を這い上がりながら登ると山頂の本丸に到着できます。傾斜の途中には段々に帯曲輪が配置されています。
傾斜の途中にある帯曲輪。
傾斜を登ると山の崖沿いに土塁があります。
この先をさらに登ると本丸に出ます。
鬼ヶ城山頂の本丸。西の崖側に分厚い土塁があり迫力があります。
鬼ヶ城山の三角点。
右側に石積があります。
鬼ヶ城からの景色。東郷地区が見渡せます。
山頂付近は岩盤を利用した崖になっていて危険ですが、見張らしは良かったです。足を滑らせたら助からないので足元がブルブルしました。
鬼ヶ城からみる犬ヶ城。
伊東方の砦があった殿所の中ノ尾砦が見渡せます。
鬼ヶ城から狼煙で連絡を取り合ってたと思われます。
本丸から下がったとこにある石積。櫓台の跡でしょうか。
本丸東側にある帯曲輪。
鬼ヶ城の城主は伊東氏の家臣 小松兵部大夫でした。この兵部大夫は戦国時代に鬼ヶ城を20日間交代で在番していたときの不満を書き残しています。
山頂の本丸に20日間いるのは風も強く大変そうです。
鬼ヶ城は飫肥城を攻める伊東氏の最前線ということもあり、登ってみるとこの城の堅固さがわかります。道は荒れていたけど今までに見たことのない変わった縄張りのお城で感動しました。
藪あり崖ありの緊張感ある山登りですが、鬼ヶ城からの絶景は登った人にしか見れない貴重な景色で最高です(о´∀`о)