鹿児島県志布志市有明町蓬原にある蓬原城に行ってきました。蓬原城は南北朝時代にこの地域を治めた救仁郷氏の居城です。救仁郷氏は肝付兼俊(肝付氏初代)の二男 兼綱が救仁郷氏を名乗ったことからはじまります。1356年北朝方の島津氏久(島津氏6代)に攻められ救仁郷氏が滅亡すると、豊州島津氏、肝付氏と城の支配者は目まぐるしく変わりました。
城跡はシラス台地を2つの大きな堀切で分断した3つの曲輪からなります。各曲輪はシラス台地特有の高い断崖の上にあり、城山の背後には菱田川が流れ断崖絶壁となっています。
城跡の入口。ここからまっすぐ進めば中曲輪と南曲輪の堀切に出ます。
中曲輪と南曲輪の間の堀切。
南曲輪入口の空堀。
南曲輪の虎口。
南曲輪。右側(西側)は土塁のように少し高くなっています。
南曲輪から見下ろす堀切。かなり大規模なのがわかります。
南曲輪東側の断崖。すぐ下を菱田川が流れる。
中曲輪の帯曲輪。
中曲輪は2段になっていて、南曲輪と同じく西側に土塁がある。中曲輪1段目。
中曲輪1段目西側の土塁。
中曲輪の1段目から見た2段目。
2段目の入口。
中曲輪2段目西側の土塁。
中曲輪2段目北西隅の土塁。分厚く高さがある。
中曲輪2段目北端から見下ろす堀切。
北曲輪と中曲輪の間の堀切。
北曲輪の入口。
北曲輪の竪堀。
北曲輪の腰曲輪。
北曲輪。
北曲輪の切岸。
説明板。
蓬原城の位置。